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たたみべや

娘と夫と3人暮らし。毎日愉快に暮らしているtatamittaの、子育て、整理収納、健康、工作などなどの話を書いています。

育休明けの社会保険料、お得になる制度を活用していますか?

こんにちは tatamittaです。

 

育休明けのお母さん(お父さん)、申告すると社会保険料が少しお得になる制度があるって知っていますか?私は会社の人事から教えてもらうまでこの制度のことを知らなかったので、自分の覚書も兼ねてご紹介します。

 

そもそも社会保険って

会社にお勤めの方は、毎月結構な金額が天引きされていますよね。内訳を意識していない人もいるかもしれませんが、社会保険とは「健康保険」「厚生年金保険」「介護保険(40際~)」をあわせたものです。給与天引き分は必要な保険料の半額にあたり、もう半額は会社が負担してくれています。

 

保険料の額はお給料によって違います。おおむね、高級取りなら保険料も高いし、そこそこのお給料の方はそこそこの保険料です。

 

具体的には、「標準報酬月額」に保険料率をかける、という算出方法がとられています。「標準報酬月額」とはおおざっぱに言えば平均月給のこと。実際にもらう金額は昇給や残業代などで月によってバラバラだと思いますが、毎月計算しなおすのは大変なので“標準の額”を年に1回決めてしまうんですね。通常は、7月1日時点で過去3か月分(4・5・6月分)の報酬を元に計算し、このときに決定した「標準報酬月額」を9月から翌年8月まで適用します。

 

 

①育児休業から復職した人の報酬月額変更

 

上で述べたとおり、「標準報酬月額」は1回決めたら(基本的には)1年間適用され続けるので、育休から復帰しても同じ金額になります。でも、実際には時短勤務にしたり、残業をなしにしてもらったりしている人が多いですよね。当然お給料の額も減るのに、保険料だけはバリバリ働いていたときと同じ額なんて!!

 

そんな事態を回避できるのが、「育児休業等終了時報酬月額変更」という手続きです。

 

会社を通じて申告すれば、保険料算出の元になっている「報酬月額」を下げてあげますよ、という制度です(養育している子どもが3歳未満の場合に限ります)。

 

この手続きは育児休業からの復帰後すぐにできるわけではなくて、月額の算定に過去3カ月分のデータが必要なことから、育児休業からの復職後3カ月を過ぎてから、申請が可能になります。

 

◆参考:育児休業等終了時報酬月額変更届の提出(年金機構HP) 

http://www.nenkin.go.jp/service/kounen/hokenryo-kankei/menjo/20150407.html

 

ちなみに、この制度が適用されるのは、標準報酬月額が「1等級以上下がった場合」のみに限定されています。等級というのは標準報酬月額の金額ごとに50区分されているものですが、子育て世代の給料のボリュームゾーンであろう20~40万円あたりは、2~3万円ごとに等級が違っているので、時短やノー残業など働き方を変えた場合には該当する人が多いのではないでしょうか。

 

 

②養育期間の従前標準報酬月額のみなし措置

 

①の申告をすることで、毎月支払う保険料の額を下げることができました。

 

でもここで一つ落とし穴が。社会保険には「厚生年金保険」が含まれています。将来もらえる老齢年金の保険料はここから出されているんですね。年金についてもご存じのとおり、たくさん保険料を納めた人がたくさんの年金をもらえる(はずの)仕組みになっています。

 

つまり、①の制度を利用すると、今支払う保険料の金額が減る代わりに、将来もらえる年金額も減ってしまう!?

 

そんな事態を防ぐための制度が②です。

 

①で保険料が下がった場合でも、将来受け取る年金額の計算を従前(下がる前)の標準報酬月額で計算してくれる、つまり保険料は下がるけど年金額は減らさなくていいよという制度です。

 

これも会社から届け出を出してもらいます。その際に、「戸籍謄(抄)本」や「住民票」を自分で用意する必要があるのでちょっと面倒くさいのですが、将来のためにひと手間かけておきたいですね。

 

◆参考:養育期間の従前標準報酬月額のみなし措置(年金機構HP)

http://www.nenkin.go.jp/service/kounen/hokenryo-kankei/hoshu/20141204.html